Dental implant failure

インプラントを埋入した女性

インプラント
「失敗」
正しく知り、
回避するために

インプラント治療を検討する上で、「失敗」という言葉は最も気になる不安要素ではないでしょうか。インプラントは成功率が非常に高い治療ですが、残念ながら失敗のリスクがゼロではありません。
だからこそ私たちは、失敗の可能性から目をそらさず、正直にお話しすることが何よりも重要だと考えています。1991年からインプラント治療に携わってきた経験を基に、「なぜ失敗が起こるのか」「どうすれば防げるのか」、そして「万が一失敗したときにどう対処するのか」を明確にお伝えし、あなたの不安を解消します。

インプラント
失敗とは
「いつわかる」のか

一言で「失敗」と言っても、その状態や発覚するタイミングは様々です。
「失敗はいつわかるか」という問いに対しては、「初期にも長期的にも起こりうる」というのが答えになります。
だからこそ、治療中から治療後まで一貫した管理が必要なのです。

  • インプラント埋入のオペ

    初期の失敗(手術後~数ヶ月)

    手術直後から、インプラントと骨が結合するまでの期間に起こるトラブルです。手術の精度や初期の感染管理が大きく影響します。

  • インプラント埋入した女性が歯の違和感を気にしている

    長期的な失敗(数年後~)

    治療が完了し、問題なく使えていたインプラントが、数年経ってからトラブルを起こすケースです。多くはメンテナンス不足によるインプラント周囲炎が原因です。

なぜ起こる?
インプラント主な失敗
当院の対策

インプラント手術後に起こりやすい主な副作用と、ご自宅でできる対処法について、
症状別に詳しく見ていきましょう。正しい対処が良好な予後に繋がります。

  • CASE01
    インプラントを埋入した口腔写真

    インプラントを
    埋入したが
    固定されない

    インプラントと骨がしっかり結合せず、ぐらついてしまう状態です。骨の質や量が不足していたり、喫煙や糖尿病などで体の治癒力が低下していたりする場合に起こりやすくなります。

    当院の対策

    術前の歯科用CTによる精密診断が不可欠です。骨の質・量・密度を三次元で正確に把握し、最適なインプラントを選択。骨が不足している場合は、骨造成術で安全な土台を作ってから手術を行います。これにより、骨結合の失敗リスクを最小限に抑えます。

  • CASE02
    細菌のイメージ画像

    インプラントが
    細菌に感染した

    手術中の感染や、治療後のメンテナンス不足でインプラントの周りに細菌感染が起こり、歯茎が腫れたり、骨が溶けたりする失敗です。これは長期的な失敗の最大の原因です。

    当院の対策

    手術は大学病院レベルの徹底した衛生管理下で実施します。そして最も重要なのが、治療後の定期メンテナンスです。プロによるクリーニングでご自身のケアでは落としきれない汚れを除去し、感染の兆候を早期に発見・対処することで、長期的な失敗を防ぎます。

  • CASE03
    インプラント埋入後に違和感を感じている女性

    腫れ・痛み・
    しびれなどの
    症状が
    長期的に続く

    埋入したインプラントの位置が悪く、神経を圧迫していたり、噛み合わせが合わず過度な負担がかかっていたりする場合に起こります。

    当院の対策

    CTデータとシミュレーションソフトを活用し、神経や血管を避けたミリ単位で安全な位置にインプラントを設計します。また、最終的な被せ物を入れる際には、全体の噛み合わせを精密に調整し、特定の歯に負担がかからないようにします

  • CASE04
    人工歯の部分が破損したインプラント写真

    人工歯が
    破損する・
    外れる

    歯ぎしりや食いしばりの癖があったり、噛み合わせが強すぎたりすると、インプラント体は問題なくても上の人工歯が欠けたり割れたりする失敗が起こります。

    当院の対策

    患者様の噛み合わせの力を考慮し、適切な強度を持つ素材(セラミック、ジルコニアなど)をご提案します。必要に応じて、就寝時にナイトガードを装着していただき、人工歯への負担を軽減します。

  • CASE05
    インプラントの手術風景

    インプラントによる
    死亡事故

    インプラント手術による死亡事故の報道を目にして不安に思う方もいるかもしれませんが、その多くは術前の検査不足や歯科医師の経験不足によるものです。下顎の神経を傷つければ麻痺が、上顎の骨を突き抜ければ副鼻腔炎が起こるリスクがあります。

    当院の対策

    これらは、CTによる精密診断と正確な手術計画があれば、ほぼ100%回避できる失敗です。当院では、安全が確認できない手術は決して行いません。長年の経験と最新設備で、偶発的な事故の失敗リスクを徹底的に排除します。

万が一に備える
たかた歯科
【再治療体制】
再治療までの2ステップ

どれだけ慎重に治療を行っても、体の反応など予測不可能な要因でトラブルが起こる可能性はゼロではありません。大切なのは、失敗した後にどう対応するかです。当院では、万が一に備えた万全の再治療体制と保証制度を整えています。

まず、「なぜ失敗したのか」を徹底的に分析します。感染が原因なのか、骨の状態が問題だったのか、噛み合わせか。CT撮影や各種検査を行い、原因を明確にすることが、次の成功への第一歩です。

  • STEP01
    インプラントのリカバリー手術

    リカバリー手術

    まずはインプラント周囲の組織を健康な状態に戻す治療が必要です。感染した組織を取り除き、骨が失われている場合は骨造成術で、再度インプラントを入れられる状態に回復させます。
    当院には、こうしたリカバリー治療に対応できる技術と経験があります

  • STEP02
    治療計画の提案をしている歯科医師と患者様

    治療計画の提案

    お口の状態が回復したら、原因分析の結果を踏まえて最適な再手術の計画を立てます。患者様と再度しっかり話し合い、ご納得いただいた上で再治療を進めます。状態によっては、インプラント以外の治療法が最適となる場合もあり、あらゆる選択肢を公平にご提案します。

当院では、安心して治療を受けていただくために独自の保証制度を設けています。
当院の定めたメンテナンスを継続していただいているにも関わらず、
保証期間内にインプラントの失敗が起きた場合には、規定に基づき無償または一部負担での再治療を行います。

インプラント失敗
ける最善策
「信頼できる医院選び」

歯科医師と歯科衛生士が連携して治療を行う様子。タブレットで治療情報を確認しながら安全に施術を進めている場面

インプラントの失敗には様々な原因がありますが、その多くは術前の検査不足や計画の甘さ、術者の経験不足、そして治療後のメンテナンス不足に起因します。
つまり、インプラントの失敗を避けるために最も重要なことは、「精密な診断力と高度な技術、そして豊富な経験を持ち、治療後のことまで責任を持ってくれる歯科医院を選ぶこと」に尽きます。

1991年以来、私たちはインプラントの成功だけでなく、数々のリカバリーが必要な難しい症例とも向き合ってきました。 だからこそ、失敗のリスクを誰よりも深く理解し、それを回避するためのノウハウを蓄積しています。インプラントの失敗が不安な方、他院での治療に疑問をお持ちの方も、ぜひ一度ご相談ください。あなたの不安に、誠心誠意お応えします。

Doctor talking with a patient

お気軽 ご相談ください
セカンドオピニオン対応

当院では、セカンドオピニオンにも対応しておりますので、他院で治療が難しいと言われた方や、治療方法に不安がある方も安心してご相談いただけます。

Staff member receiving a patient

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セカンドオピニオン対応

Doctor talking with a patient

当院では、インプラント治療に関するご相談を承っております。セカンドオピニオンにも対応しておりますので、 他院で治療が難しいと言われた方や、治療方法に不安がある方も安心してご相談いただけます。

インプラント治療をご希望される方へ

標準的な治療の内容

インプラント(人工歯根)を顎の骨に埋め込み、人工の歯を植立する治療法です。

治療方法は、こちらで詳しくご紹介しています。

費用

インプラント治療は保険が適用にならない自由診療です。

インプラント(検査・診断料込み)
1本税込396,000円~451,000円

  • 骨量によって費用が異なる場合があります。
  • 治療費は、こちら詳しくご紹介しています。

起こり得るリスク・注意点

  • 手術後に出血が続く場合があります。
  • 手術後に腫れや痛みが出る場合があります。
  • 下顎の治療では、一時的に麻痺が生じる場合があります。
  • 上顎の治療では、術後に鼻血が出る場合があります。
  • 細菌に感染する可能性がありますので、術後はメンテナンスにお越しいただきます。

インプラントのリスクは、こちらで詳しくご紹介しています。

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